いぶし瓦の劣化分析

24、日淡路瓦工業組合が、主催する講演会いってきました。



姫路城は、平成の大修理で瓦の葺きなおしをしています。
50年間、風雨日照にさらされ破損した瓦が1%で、破損が認められない99%の瓦は再度屋根に葺かれているようです。


いぶしの膜は、炭素が2重に結合し積み重なっている構造で、グラファイトとカーボンブラックの混合体だそうです。


風雨日照にさらされ,いぶし膜が酸化して剥離していくのですが、50年の風化でもいぶし膜が、だいたい残っているので再度、屋根に葺けるんだそうです。



400年以上前の技術で出来た、いぶしが、最先端の放射線分析、電子顕微鏡などで解明されていき、よりよい瓦のづくりに反映され、いぶし瓦が最先端の製品になる可能性も否定できないと思った講演でした。


Facebookコメント