2枚重ねした粘土板(タタラ)に、文字を写し、
瓦づくりに欠かせない金箆で
重ねた上の粘土板を彫っていきます。粗彫りした文字を2日~3日布などで覆って、
しっくりいい硬さになったところで、
金箆でバリを取りながら丁寧に磨いていきます。
道具箱
金箆
一番よく使う道具で、モノによって箆の硬さや太さ、
形状を選びながら彫ったり磨いたしていきます。
コーガイ箆
入角をこの変った箆でキレイに磨いていきます。
足箆
金箆で大間かに彫った後
普通の箆が入らない細かい部分は、この足箆で磨きます。
筆
大間かに彫った部分を足箆などで平らにした後
少し水分を含ませた筆で滑らかにします。
丸毛引
漢字で毛引きとありますが、線を引く工具の
罫引と、制作の時に線や点を描くときの
罫書きがごっちゃになった道具名と勝手に推測しています。
丸い線を引いたりまるまった隅などを磨く道具です。
三角毛引
漢字で毛引きとありますが、線を引く工具の
罫引と、制作の時に線や点を描くときの
罫書きがごっちゃになった道具名と勝手に推測しています。
トガッタ線を引いたり磨く道具です。
ディバイダー
寸法の写しとりにつかうもので
円を描いて金箆で円を切り取ります。
手ロクロ
手で回転さしながら作業のできる台です。
タタラ板
粘土を板状にしたものを「タタラ」といい、
このタタラ板を組みわせて望みのタタラの厚みにします。
切り糸
タタラを切るのと粘土を切り分けるのに使います。